モバイルSuicaは、スマホ1つで電車に乗るだけでなく、グリーン券の購入やポイント利用までできる便利なサービスです。
ですが、「モバイルSuicaでグリーン券が買えない!」と困ってしまった経験はありませんか?
券売機で買えると思っていたのにグリーン券が購入できず、乗車直前に焦ったという声も多く聞かれます。
この記事では、モバイルSuicaでグリーン券が買えない理由、そして正しい買い方・乗り方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
さらに、買えない場合の応急対処法や失敗しない事前準備のポイントも紹介。
モバイルSuicaを上手に使って、グリーン車で快適な移動を楽しむための完全ガイドです。
・なぜモバイルSuicaでグリーン券が買えないのか?理由と原因を総チェック
モバイルSuica非対応の路線や購入条件の見落としなど、モバイルSuicaでグリーン券が買えない理由を詳しく解説します。
・ 初めてでも安心!モバイルSuicaでグリーン券をスムーズに購入・乗車する方法
正しいグリーン券の買い方と、乗車時のスマホ操作・座席ランプ確認まで、流れをわかりやすくまとめます。
・ グリーン券が買えず焦ったときの注意点|その場でやりがちな失敗例
「焦って別区間を買ってしまった」「車内購入で割増料金が発生」など、実際によくある失敗と注意ポイントを紹介します。
・ 買えないときの解決策と応急対応で安心の旅へ
どうしてもモバイルSuicaでグリーン券が買えなかった場合の解決策や、車内・窓口での応急対応、失敗を防ぐ準備のコツをまとめます。
モバイルSuicaでグリーン券が買えない原因とは?【よくあるケースと対処法】

モバイルSuicaでグリーン券を買おうとしたときに、「購入できない」「選択できない」 といったトラブルは意外と多く発生しています。
ここでは、よくある原因とその対処法をわかりやすくまとめます。
モバイルSuica非対応の路線・列車だった
モバイルSuicaで購入できるグリーン券は、特定の路線・列車のみ対応しています。たとえば、東海道線・横須賀線・総武線快速・宇都宮線・高崎線・常磐線・湘南新宿ラインなど在来線の普通列車のグリーン車が対象です。
一方で、同じ「グリーン車」でも特急や新幹線のグリーン席はモバイルSuicaでは買えません。
👉 対処法: 自分の乗る列車・区間がモバイルSuica対応か、事前に公式サイトやアプリ内で確認しておく
決済方法の間違い
モバイルSuicaではグリーン券を購入する際、SF(電子マネー)は利用できません。
※クレジット決済、Google Pay(またはApple Pay)のみ可能です。
👉 対処法:
- 決済方法に問題がないかチェックをして購入手続きをする
グリーン券の購入条件の見落とし
モバイルSuicaのグリーン券は、当日分のみ購入可能で、購入できるのは当日の始発から最終列車までの間だけです。
※0:00~0:50の間に購入した場合は購入時点での終電まで有効。(始発以降は利用不可)
例:4月1日の0:00~0:50までに購入した場合、4月1日の始発以降は利用できません。
👉 対処法: 乗車する当日に余裕を持って購入するよう心がけ、時間帯制限にも注意する
券売機で買えると思ったら買えなかった
駅の券売機では、モバイルSuicaにグリーン券を購入することはできません。
👉 対処法:
- モバイルSuicaアプリで購入をする
- アプリで購入ができない場合は、券売機や駅窓口、車内で通常のグリーン券の購入も検討
モバイルSuicaでグリーン券が買えないのは、対象路線や購入条件、購入方法の違いなどが主な理由です。
次の章では、初心者でも迷わずできる正しい買い方と乗り方の手順をわかりやすく解説します。
モバイルSuicaでのグリーン券の正しい買い方・乗り方

モバイルSuicaを使えば、グリーン券の購入から乗車までスマホ1つで完結します。
ここでは、モバイルSuicaでのグリーン券の基本的な買い方の手順と、スムーズなグリーン車の乗り方を解説します。
モバイルSuicaでグリーン券を買う正しい手順
1. モバイルSuicaアプリを起動し、「定期・グリーン・チケット購入」をタップ
2. 「Suica グリーン券」をタップし、注意事項を確認のうえ「OK」をタップ
3. 新規購入画面で乗車駅と降車駅を入力後、「次へ」をタップ
4. Suicaグリーン券購入確認画面で内容【区間/金額】を確認し「クレジットカード」「Google Pay(またはApple Pay)」のどちらかの支払方法を選択してタップ
5. 購入額確認画面で金額を確認のうえ「購入する」をタップ
購入が正常に完了すると、アプリ内で購入履歴を確認できます。乗車前に内容をチェックしておくと安心です。
モバイルSuicaでのグリーン車の乗り方
モバイルSuicaでグリーン券を買った後の乗り方は下記の通りです。
①乗車時、そのまま車内の空席に座る
②座席の上方の「グリーン券情報読み取り部」(下図参照)にSuicaをタッチ

③タッチするとランプが「赤色(空席)」→「緑色(着席)」に変わり、その座席がご自身のグリーン席になります
※タッチを忘れてランプが赤色のままの場合、車内改札(グリーンアテンダントによる確認)が必要になります。
座る際に忘れずにタッチしておきましょう。
座席移動、乗り継ぎ時
同じ列車内で座席を移動したい場合は、移動後の席で上方にある「グリーン券情報読み取り部」にSuicaを再度タッチすれば席を変えることが可能です。
また、首都圏エリアの対象区間内で、「Suicaグリーン料金」「通常料金」が適用される普通列車のグリーン車を同一方向に乗り継ぐ場合、改札口を出なければそのまま1枚のグリーン券で乗り継ぎができます。
グリーン席を利用して途中駅で別の列車に乗り継ぐ場合は、降車前に読み取り部に1回タッチしておき、乗り換え後にも選んだ座席で再度タッチをしておきましょう。
モバイルSuicaでグリーン券が買えない時の注意点・失敗例と解決策

モバイルSuicaでグリーン券がどうしても買えないとき、焦らず対処することが大切です。
ここでは、よくある状況での注意点と、いざという時に役立つ基本的な解決策を紹介します。
買えない時の注意点・失敗例
✅ 焦って操作ミスや二重購入をしてしまう
モバイルSuicaでグリーン券が買えないと慌てるあまり、アプリを何度も操作して二重購入のリスクや、誤った操作で別区間を購入してしまうケースがあります。
✅ 車内購入で割増料金がかかる
車内でグリーン券を購入することは可能ですが、グリーン車乗務員による確認までに購入操作が完了していない場合、通常料金のグリーン券の購入が必要になります。
【グリーン料金表】 ※2025年7月現在
料金種別/営業km | 50kmまで | 100kmまで | 101km以上 |
---|---|---|---|
Suicaグリーン料金 | 750円 | 1,000円 | 1,550円 |
通常料金(紙のグリーン券) | 1,010円 | 1,260円 | 1,810円 |
こちらはモバイルSuicaでの購入よりも料金が高くなってしまうため注意しましょう。
✅ 慌てて他の方法を探す間に乗り遅れてしまう
モバイルSuicaでグリーン券が買えず、焦って別の方法を探しているうちに列車の発車時刻が迫り、グリーン車どころか乗車自体が遅れてしまうケースがあります。
解決策・応急対応
💡 乗車直前ではなく余裕を持って購入しておく
改札に入る前や電波の安定した場所で事前に購入をするようにしておくと内容もゆっくりチェックができて安心です。
💡 車内購入は割増を覚悟しつつも最終手段に
どうしても事前購入ができなければ、通常料金にはなりますが車内でグリーンアテンダントから購入できます。
座席上方のランプが赤色の空席に座り、すぐに申し出るようにしましょう。
💡 駅でグリーン券対応の券売機を事前に確認しておく
乗車前に駅の構内図や案内板で、通常のグリーン券の購入が可能な券売機の位置を確認しておくと安心です。
💡 モバイルSuicaのサポートを活用する
困ったときは、JR東日本公式サイトのモバイルSuica専用ページのサポート窓口を活用しましょう。
モバイルSuicaでグリーン券が買えない時の原因と正しい買い方のまとめ

モバイルSuicaでグリーン券が買えない理由には、対象路線・区間が限られていることや決済方法の誤認、購入条件の見落としなど、さまざまなケースがあります。
特に、駅の券売機や窓口で「これなら買えるはず」と思い込んでしまい、直前で慌てる例も少なくありません。
しかし、これらの原因は事前に正しい情報を知っておくことで、しっかり防ぐことができます。
今回ご紹介したモバイルSuicaでのグリーン券の購入条件や買い方、また困った時の解決策や応急対処法を参考にモバイルSuicaを上手に活用し、次回の電車での移動や旅行ではぜひ、グリーン車の快適さと便利さを実感してみてください。