マイダーツの選び方がわかる!矢の名前・種類・値段をやさしく解説

ダーツボードに刺さったダーツ

「そろそろ自分専用のマイダーツが欲しい!」
そう思って調べてみたけれど、「ダーツの矢ってパーツごとに名前があるの?」「種類もたくさんあって難しい…」と迷ってしまう方も多いはずです。

実は、ダーツの矢には種類・素材・重さなど、選び方のポイントがいくつもあります。
でも、基本を押さえれば難しくありません。

このページでは、マイダーツを初めて選ぶ人向けに、矢の名前・種類・値段の基礎知識をやさしく解説しています。
「初めての1本」を選ぶヒントとして、ぜひ参考にしてください。

・ダーツの矢、パーツごとの名前がわかる
 バレル・シャフト・フライトなど、各部位の名前と役割をやさしく解説。
・矢の種類や素材の違いを理解できる
 ソフトダーツとハードダーツの違い、材質や特徴を丁寧に紹介。
・マイダーツの値段・相場が把握できる
 1,000円台から1万円以上まで、価格帯ごとの特徴や選び方の目安を掲載。
・初心者でも迷わない選び方のコツが学べる
 最初の1本で失敗しないために、重さ・素材・用途に応じた選び方を解説。

目次

ダーツの矢は4つのパーツでできている!それぞれの名前と特徴

ソフトダーツ3本

一般的にダーツで使用される矢はそれ自体が「ダーツ」と呼ばれています。
実はこの矢は、4つのパーツで構成されており、それぞれに名前と役割があります。
自分に合ったマイダーツを選ぶためには、まずこの基本構造を知ることが大切です。

ここからは、ダーツを構成する4つのパーツ「バレル」「シャフト」「フライト」「チップ」について、それぞれの名前・特徴・役割をわかりやすく解説していきます。

✅ バレル|ダーツの握る部分で最も重く、飛びの安定性に関わる

ダーツの心臓部とも呼ばれるバレルはダーツの矢の中心部分で、指で握る部分です。
全体の重さの大部分を占め、飛び方やグリップ感に大きく影響します。

バレルの形状には「ストレート型」「トルピード型」などがあり、重心の位置や握りやすさが変わります。
材質はアルミやブラス(真鍮)、タングステンなどがありますが、その中でもタングステンは他材質に比べ比重が重く同じ重さでもより細いバレルを作ることができます。

ダーツは小さな的に3本入れなくてはならないという点で細さはとても重要になるためタングステンを使用するプレイヤーが多いです。

✅ シャフト|バレルとフライトをつなぐ軸。長さや素材で飛び方が変わる

シャフトは、バレルとフライト(羽根)をつなぐ連結パーツです。
この長さや重さによって矢の速度やフライトの効果の受けやすさが変わります。

長さの種類は代表的なものに「ショート」「インビト」「ミディアム」があり長いものはフライトに安定感があると言われています。

素材にはナイロンやカーボン、アルミ、チタンなどがあり、重さや耐久性に違いがあります。

✅ フライト|空気を受け止めてダーツを安定させる羽根の役割

フライトはダーツの後端に取り付ける羽根の部分です。
飛行中のダーツの姿勢や方向を安定させる役割があります。

形状は「スタンダード型」「シェイプ型」「スリム型」などがあり、大きいほど空気抵抗が強くなり、より安定して飛びやすくなります。
初心者には扱いやすいスタンダード型がおすすめです。

✅ チップ|ダーツが刺さる先端部分。ソフトとハードで素材が異なる

チップは、ダーツの先端部分で、実際にボードに刺さるパーツです。

プラスチック製の「ソフトチップ」、金属製の「スティールチップ」があり、ソフトチップは消耗品で割れたり曲がったりしやすいため、予備を持ち歩くのが基本です。

自分がプレイするダーツマシン・ダーツボードに合ったタイプを選びましょう。

ダーツの矢にはソフトとハードの2種類がある!初心者にはソフトがおすすめ

ダーツの矢には、大きく分けてソフトダーツ用ハードダーツ用の2種類があります。
見た目は似ていても、使われるシーンやチップの素材、ルールなどに違いがあります。
自分がプレイする環境に合わせて選ぶことが大切です。

ソフトダーツ(ソフトチップダーツ)とは

ソフトボードとソフトダーツ

ソフトダーツ(ソフトチップダーツ)とは、先端がプラスチック製の「ソフトチップ」でできたダーツのことです。
日本国内では、ゲームセンターやバーなどに設置されている
電子式のダーツマシン(ダーツライブ・フェニックスなど)で使われるのが主流です。

ソフトチップは折れたり削れたりすることがありますが、簡単に交換できるのが特徴です。
初心者にも扱いやすく、家庭用のダーツボードでもソフトタイプが多く採用されています。

ハードダーツ(ハードスティールダーツ)とは

ハードボードとハードダーツ

ハードダーツ(ハードスティールダーツ)とは、先端が金属製の「スティールチップ」でできたダーツのことです。
主に海外や一部の国内店舗でプレイされている、ブリッスルボード(麻製のハードボード)に使用されます。

ソフトダーツに比べてチップが鋭く、ボードに刺さる感覚がしっかりしているため、より本格的な競技志向のプレイヤーに人気です。
ただし、使用環境によっては安全面への配慮が必要です。

初心者はまずソフトダーツから始めるのがおすすめ

ソフトダーツは、先端がプラスチック製になっていて、安全性が高く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
ほとんどのダーツバーやアミューズメント施設に設置されているのもソフトダーツボードなので、自分のマイダーツを持ち込んで練習するにもぴったりの環境が整っています。

さらに、ソフトダーツは得点を自動で計算してくれる電子ボード式があるため、ルールを覚えていない初心者でもすぐに楽しめるのが魅力です。
チップが折れてもすぐに交換できる手軽さも、最初の1本に向いているポイントです。

一方で、ハードダーツは本格的な競技向け。
金属製のチップを使い、ブリッスルボードに投げ込む形式で、少し慣れてから挑戦する人が多いスタイルです。

最初の1本を選ぶなら、まずはソフトダーツで「楽しく続ける感覚」をつかむことが、長く楽しむコツです。

ダーツの矢の値段は1,000円〜15,000円!素材やブランドで大きく変わる

1本のダーツ

マイダーツの価格は、1セット(3本)あたり1,000円台の安価なモデルから、1万円以上の高級モデルまでさまざまです。
価格差の要因は、主にバレルの素材・ブランド・設計精度によるものです。
ここでは、一般的な相場感と価格帯ごとの違いを紹介します。

初心者向け:1,000〜3,000円台

この価格帯のダーツは、主にブラス(真鍮)製のバレルを使用しており、重さも軽め。
セットで販売されていることが多く、またブラス製のものは太くて握りやすい形状のため「とりあえず始めてみたい」「マイダーツを買うのは初めて」という人に最適です。
ただし耐久性や飛びの安定感はやや控えめなので、上達してきたら買い替えるのもおすすめです。

中級者向け:4,000〜8,000円台

この価格帯になると、タングステン製のバレルが登場し、重くて細いモデルが増えてきます。
重心設計やグリップ形状にも工夫があり、「自分の投げ方に合った1本を探したい」という人に向いています。

最近は初心者向けに握りやすいタングステン製のものも販売されているので予算に余裕があればタングステン製のものから始めてみるのもよいです。

上級者・こだわり派向け:10,000円以上

プロ選手監修モデルや有名ブランドのフラッグシップモデルは、この価格帯に入ります。
精密な加工・バランス設計・カットの作り込みなど、細部にまでこだわりが感じられる本格仕様です。

このレベルになると、好みやプレイスタイルとの相性が非常に重要になるため、実際に触ったり試投ができるショップで購入するのがおすすめです。

マイダーツ選びは「重さ・形状・素材」で決まる!迷ったら軽め&トルピード型から

2本のダーツ

マイダーツを選ぶときに重要なのは、バレルの重さ・形状・素材を自分に合ったものにすることです。
見た目や価格だけで決めると、投げづらくて上達しにくくなってしまうこともあります。
ここでは、初心者が失敗しないための選び方のポイントを紹介します。

① バレルの重さは16g〜18g前後が扱いやすい

初心者におすすめのバレル重量は、16〜18グラム前後
重すぎると腕が疲れやすくなり、軽すぎるとコントロールが難しくなるため、まずは中間あたりの重さからスタートしましょう。

投げ慣れてくると、自分のフォームに合った最適な重さがわかってきます。

② 形状は「トルピード型」や「ストレート型」など

バレルの形状は大きく分けて以下の2タイプ:

  • トルピード型(前重心):前方が太く、後方が細くなっている。グリップが安定しやすく、初心者に人気。
  • ストレート型(センター重心):全体がまっすぐで、細めのシルエット。力の加減を覚えれば安定性が高く、将来的にも扱いやすい。

最初はしっかり握れる形状(トルピード型)を選ぶと、リリースの感覚がつかみやすくなります。

③ 素材はブラスでもOK、長く使うならタングステンがおすすめ

初めてのマイダーツでは、コスパの良いブラス(真鍮)製のモデルでも十分楽しめます。
ただし、長く使うなら耐久性も高いタングステン製を選ぶことで、より細くて重く、コントロールしやすいダーツが手に入ります。

価格とのバランスを見ながら、自分の予算に合ったものを選びましょう。

矢の名前・種類・値段相場の基礎を知り、自分に合ったマイダーツを選ぼう

ダーツボードに刺さった3本のダーツ

ダーツをもっと楽しみたい、上達したいと思ったとき、「マイダーツを持つ」というのは大きな一歩です。
最初は「名前」「種類」「値段」などに戸惑うかもしれませんが、今回ご紹介したように、選び方にはしっかりとしたポイントがあります。

大事なのは、高いものを選ぶことでも、誰かと同じものを選ぶことでもありません。
自分の手にしっくりくること、投げやすいと感じられること
そのために「どんな種類があって、どんな特徴があるのか」を知ることが、後悔しないマイダーツ選びにつながります。

この記事が、あなたにとってぴったりの1本を見つけるきっかけになれば嬉しいです。
ぜひ、自分に合ったダーツで快適なダーツライフを始めてみてください。

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