ボウリングのマイボールはいくら?値段の相場・選び方・購入方法を完全ガイド

ボウリングの球を持つ女の子

「そろそろマイボールが欲しいけど、いくらぐらいするんだろう…」
ボウリングを趣味にする人なら、一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。

マイボールを持つことで、スコアの安定や投球の再現性が格段にアップし、ボウリングがもっと楽しくなります。しかし、実際に購入するとなると「値段の相場がわからない」「どれを選べばいいの?」といった疑問や不安が出てくるものです。

そこでこの記事では、ボウリングのマイボールの価格相場や、選び方、購入方法、さらに周辺にかかる費用までを、わかりやすく解説していきます。

これからマイボールを購入しようとしている方や、検討中の初心者にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

ボウリングのマイボールの値段はいくら?価格相場を解説

複数のボーリングの球

マイボールを初めて購入する際、最も気になるのが「値段」ではないでしょうか。
ここでは、最近のマイボールの価格相場を、レベル別・用途別にわかりやすく紹介します。

初心者向け:1万円前後からスタート可能

「とりあえず1つ持ってみたい」「練習用に1球欲しい」という初心者向けのマイボールは、安いもので2000円代から購入でき、ドリル代(穴あけ)を含めても、トータルで1万円前後に収まるケースが多いです。

この価格帯のボールはシンプルな構造で扱いやすく、クセがないため、フォームやリリースの練習にも最適です。

中級〜上級者向け:2万〜5万円が目安

より高いスコアを目指す中級〜上級者には、リアクティブレジン素材を使った高性能ボールが人気です。
このクラスになると、2万円〜5万円程度が相場となります。

価格の違いは、ボールの内部構造(コア)や表面素材(カバーストック)の違いによるもので、曲がりやすさやピンアクションの強さに直結します。
用途(ストライク狙い/スペア用)に応じて複数持つ人も多く、競技志向のプレイヤーにとっては必需品ともいえる価格帯です。

値段に影響する3つの要素

マイボールの価格を左右する主な要因は以下の通りです:

  • 素材(カバーストック):ポリエステル、ピュアウレタン、リアクティブウレタンなど。リアクティブ素材の方が高価。
  • コアの構造:シンプルな対称コアから、高性能な非対称コアまで。複雑なほど価格が上がる。
  • ブランドとモデルHI-SPORTSBrunswick、ABSなどの人気メーカーは品質も高く、価格帯も幅広い。


マイボールの価格は性能に比例する部分が大きいため、自分のレベルや目的に合った価格帯を見極めることが大切です。

ボウリングでマイボールを持つことの値段以上のメリットと価値

ボウリングの球を持つ女性

ボウリング場に置かれている「ハウスボール」だけで楽しんでいる人も多いですが、スコアアップや安定した投球を目指すなら、マイボールの導入は非常に効果的です。
ここでは、マイボールを持つことによる主なメリットを紹介します。

自分の手にぴったり合う「投げやすさ」

ハウスボールは誰でも使えるように設計されているため、指穴の大きさや位置が合わないこともしばしば。
一方、マイボールは自分の手のサイズや指の長さに合わせて穴を開ける(ドリル加工)ため、グリップ力が高く、無駄な力を使わずに投げることができます。

投球フォームが安定し、スコアも上がる

マイボールは重さやバランスも自分仕様で選べるため、同じ感覚で毎回投げることができるのが大きな魅力です。
フォームが安定すれば、回転のかけ方やコース取りも安定し、結果としてスコアも伸びやすくなります

ボウリングのモチベーションが上がる

お金はかかりますが、「自分専用の道具を持つ」というだけで、モチベーションが一段と上がるのもマイボールの良さです。
お気に入りのデザインやブランドを選ぶことで、プレーへの楽しさが増し、ボウリングが“ただの遊び”から“本格的な趣味”へと変わっていくでしょう。


このように、マイボールは単なるボール以上の価値があります。「そろそろ本気でやってみようかな」と思ったときこそ、導入のタイミングです。

ボウリング用マイボールの選び方|初心者が知っておきたい基本とコツ

チェックポイント

マイボールを初めて購入する際、「どのボールを選べばいいかわからない」と悩む方は多いです。
高価な買い物だからこそ、選び方を間違えると後悔してしまうことも。
ここでは、初心者が失敗しないための選び方のポイントを丁寧に解説します。

① 重さの選び方:基本は「体重の10分の1」が目安

一般的に、自分の体重の約10分の1の重さが適正とされています。
たとえば、60kgの人であれば「13〜14ポンド(約5.9〜6.4kg)」が推奨されます。

ただし、無理して重いボールを使うとフォームが崩れる原因にもなるため、実際に持ってみて「自然にスイングできる重さ」を選ぶのがベストです。

② カバーストック(表面素材)の違いを知る

マイボールの外側は「カバーストック」と呼ばれ、主に以下の3種類があります。

  • ポリエステル(プラスチック):直進性が強く、初心者や中上級者のスペアーボール用に向いている
  • ピュアウレタン:適度な摩擦があり、曲がりすぎず扱いやすい。耐久性も高い。
  • リアクティブウレタン:高い摩擦力で曲がりが強く、ピンアクションに優れるがコントロールが難しい

初心者の方は摩擦が少なく安定性に優れているポリエステルのボールが扱いやすくおすすめです。

③ コアの構造も性能に関わる

ボールの中心にある「コア」は、曲がり方や回転軸に影響を与えます。

  • 対称コア:安定した曲がり方で初心者向き
  • 非対称コア:変化が大きく、上級者向き

最初の1球としては、対称コアで直進性の高いモデルを選ぶのが無難です。

④ ドリル加工は必ずプロに依頼しよう

マイボールの穴あけ(ドリル)は、ボウリング専門のプロショップに依頼するのが基本です。
手の形や指の長さ、投げ方に応じて穴を開けることで、グリップ力が上がり、投球の再現性も向上します

ショップによっては「無料ドリルサービス付き」「初回割引あり」などの特典があるため、事前に確認しておきましょう。

⑤ 初心者におすすめのマイボールモデル(例)

  • 【ABS】ラヴィ  
    カバーストック:ポリエステル
  • 【HI-SPORTS】 スイープ・ハード  
    カバーストック:ハードポリエステル
  • Brunswick】ライノ
    カバーストック:R-16リアクティブ

これらは扱いやすさ・コスパともに評判がよく、初めての1球として人気の高いモデルです。


マイボール選びで大切なのは、「自分に合ったボールを無理なく選ぶこと」
知識を持って選べば、長く愛用できる1球になるでしょう。

マイボールはどこで買える?ボウリング初心者向け購入ガイド

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マイボールは「ただ買えばいい」というものではなく、購入場所によってアフターサポートやドリル精度に大きな差が出ることがあります。
ここでは、マイボールの主な購入方法と、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

① プロショップでの購入が安心

最もおすすめなのが、ボウリング専門のプロショップでの購入です。
プロショップはボウリング場にも併設されている場合があります。
これらのショップでは、以下のようなメリットがあります。

  • 実際に自分の手に合わせた正確なドリル加工が受けられる
  • その場で専門スタッフに相談しながら最適なモデルを選べる
  • 購入後のメンテナンス(表面の研磨やオイル抜き)も頼みやすい

初心者にとっては特に、ドリルの精度とアドバイスの質がスコアに直結するため、多少高くても信頼できるプロショップでの購入が安心です。

② 専門ネットショップという選択肢:信頼性と注意点を知って使いこなす

実際に試してから購入できる点で実店舗のプロショップは安心ですが、最近では専門知識のあるスタッフが運営する信頼性の高いオンラインショップも増えてきました。
忙しくてショップに行けない方や、近くに取扱店がない方には、そうしたオンラインショップを活用するのも一つの方法です
(※おすすめのオンラインショップについては、記事の最後で詳しく紹介します。)

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 購入前に手のサイズを測っておく必要がある
    正確なドリル加工のためには別途指の大きさやスパンを計測したメジャーシートが必要になります。
  • 手に合うかどうかの最終確認が難しい
    試し投げができないため、実際の感触を確かめることができません。
    メジャーシートでの計測精度と担当ドリラーの技術が仕上がりに大きく影響します。
  • ドリル後の調整・微修正のために追加対応が必要な場合もある
    開封・ドリル加工後は返品ができないショップもあり、また微調整や再加工は追加費用・日数が発生する場合があります。
    事前にショップの対応方針を確認しておくと安心です。

既に自分に合ったマイボールを作ったことのある中級者の方や、サブボール購入としては選択肢になりますが、初心者の1球目としてはやや不向きです。

③ 中古ボールの購入も選択肢のひとつ

リユースショップやオークションサイトでは、状態の良い中古マイボールが格安で販売されていることもあります。
中古を選ぶメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット:

  • 新品より大幅に価格が安いことがある
  • すでに人気モデルが出回っている可能性あり
  • 自分の手にフィットするように新たに穴を開けなおすこともできる

デメリット:

  • ドリル再加工には別途費用がかかる
  • プラグ(穴埋め加工)が施されていて使用感に影響が出る可能性がある
  • 表面にオイルの染み込みや傷、ヒビなどがある場合も多い

費用を最小限に抑えたい方や、試験的に1球使ってみたいという人にはアリですが、基本は新品を自分仕様で作るのがベストです。


マイボールは“体の一部”のような存在になります。
だからこそ、信頼できる店舗・スタッフのもとで、じっくりと納得のいく選び方をすることが大切です。

ボウリングのマイボール購入にかかる値段と必要な周辺グッズまとめ

靴ひもを調整する男性

マイボールを買う際は、ボール本体の値段だけでなく、ドリル加工や周辺アイテムを含めた「総額」を把握しておくことが大切です。
ここでは、マイボール購入時にかかる主な費用と、揃えておきたい周辺グッズをご紹介します。

マイボール購入にかかる主な費用(目安)

項目費用の目安補足
ボール本体2,000円〜50,000円初心者用〜上級者用まで幅広い
ドリル加工3,000円〜6,000円プロショップによって価格差あり
グリップ等オプション1,000円〜3,000円指穴にフィット感を出すための追加加工

選ぶボールによりピンキリで値段も幅広いですが初心者の方で安めのボールを選ぶのであれば、加工・オプション含め1万円前後を想定しておくとよいでしょう。

一緒に揃えたい周辺グッズ

① ボウリングバッグ(2,000円〜20,000円)

マイボールの持ち運びに必須のアイテム。1個用から3個用まで種類があり、シューズや小物も一緒に収納できるタイプが便利です。

② ボウリングシューズ(3,000円〜30,000円)

ハウスシューズでは足に合わず滑りすぎたり止まりすぎたりすることがあります。
マイボールと同時に揃えることで、安定したフォーム作りに役立ちます。

③ リスタイ・サポーター(2,000円〜5,000円)

手首を固定し、安定したリリースをサポートしてくれるアイテムです。
初心者のフォーム改善にも効果的で、スコアアップに直結することもあります。

④ クリーナーやメンテナンス用品(1,000円〜3,000円)

マイボールの性能を保つためには、表面の汚れや油分を落とす定期的なメンテナンスが重要です。
専用のボールクリーナーやリムーバーなどを揃えておくと安心です。

トータルでいくらかかる?

初心者がマイボール+周辺グッズを揃える場合、おおよそ2万〜3万円前後が現実的な予算です。
以下にざっくりとしたシミュレーションを示します。

  • マイボール(本体+ドリル):10,000円〜15,000円
  • バッグ・シューズ:5,000円〜10,000円
  • メンテナンス用品・リスタイなど:3,000円〜5,000円


これらを踏まえた上で予算を立てておけば、購入後に「思ったよりお金がかかった…」と後悔することなく、満足のいくマイボールライフがスタートできます。

補足|信頼できるマイボール専門オンラインショップ3選

初心者は特に「実店舗で選ぶのが基本」とされるボウリング用品ですが、最近ではプロショップが運営する専門オンラインショップでも、安心して購入できる環境が整っています。
特に以下の3サイトは、品揃え・知識・サポートの点で信頼性が高く、おすすめのショップです。

✅ マイボール専門オンラインショップ比較表

ショップ名特徴取扱商品ドリル対応サイトURL
BOWLERS CRAFT noshiro秋田県にあるプロショップ。対応が丁寧で安心感◎初心者〜上級者モデルまで幅広いラインナップ基本はサンプルボール送付要。メジャーシート対応も相談可https://www.noshiro-bowl.co.jp
フタバプロショッププロも利用する専門ショップ初心者向け商品が充実メジャーシートで対応可https://www.futabaproshop.jp
プロショップたまや実店舗と連携した丁寧なネット対応価格も安く品揃え豊富希望レイアウト選択可。メジャーシートも対応可https://ps-tamaya.com

まとめ|ボウリング用マイボールの値段相場と選び方のポイントをおさらい

ボーリングを楽しむグループ

マイボールは、ボウリングを本格的に楽しみたい方にとって欠かせないアイテムです。
マイボールの値段は安いもので2,000円代から、高いもので50,000円前後で、ボールの性能やブランド・レベルに応じて価格は大きく異なります。

さらに、ドリル加工やグリップの装着費用などを含めると、トータルで2万円〜3万円程度を見込んでおくと安心です。
最初の1球を選ぶ際は、価格だけでなく「自分に合うマイボールかどうか」を重視しましょう。

購入方法としては、専門のプロショップで購入するのがもっともおすすめです。
専門スタッフによるドリル加工やアドバイスが受けられるため、初心者でも安心して自分に合ったマイボールを手に入れることができます。

また、マイボールとあわせて必要になるシューズ・バッグ・メンテナンス用品などの周辺アイテムも含めて準備しておくことで、長く快適にボウリングを楽しむことができます。

マイボールの値段や選び方をしっかり理解しておけば、後悔のない1球選びが可能です。
この記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのマイボールを見つけて、スコアアップとさらなる楽しさを手に入れてください

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